総務省がSIMロック解除義務化に関するガイドラインを正式に発表しました。
- お知らせ
最近話題になっていた『SIMロック解除義務化』についてですが、ついに総務省が正式にガイドラインを発表しました。
ロック解除によって今後キャリア間の移動も容易になりますし、格安SIMの利用者がかなり増えてきそうです。
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対象端末は?
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今回のSIMロック解除義務化が適用される端末は、2015年5月1日以降に発売されるものに限定されるようなので、現在利用されている端末は含まれませんので注意が必要です。
またガイドラインでは『利用者の求めに応じて迅速、容易かつ利用者の負担に応じることが適当』とされていますが、事業者が最低現必要な期間は応じなくても良いというような事も明記されていました。
つまり、端末購入から実際にロック解除が可能になるまでの期間はキャリア次第という事になりそうです。
現在キャリアで端末を購入したほとんどの場合、分割購入をする代わりに割引を同期間受ける事が出来るサービスがありますので、最悪の場合購入から2年間(端末代金を全て払い終わる、もしくは現状の2年縛り)はロック解除できないなんて事もあり得るのかもしれませんね。
他にも、通信規格が違う問題もありますのでSIMロック解除しても他キャリアのSIMが使えない、MVNOのSIMカードでありましたがOSのアップデートをするとSIMが使えなくなる等のトラブルが発生する可能性もあります。
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MVNO、格安SIMの未来は?
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ただ、このような問題を考慮してもMVNO事業者にとってはこの方針はかなりの期待が持てる事は確かですし、ユーザーにとっても端末に縛られる事が無くなりますので今まで以上に安価にスマートフォンやタブレットを利用する事が出来るようになる可能性が高いです。
しかし、インプレス総合研究所の発表では格安SIM、MVNOの認知度は確実向上しているものの、『興味・関心はある』と答えた層に関してはこの半年で1.2%しか伸びておらず、既存ユーザーに関しても6割近くが音声通話サービスを利用していないという点から考えると、メインの端末ではなく2台目のサブデバイスとして利用しているケースが多い事が想定されます。
伸び悩んでいる理由は様々ですが、現状ほとんどのMVNO事業者がインターネット経由での販売を主にしている為、端末の調達から設定までをユーザーサイドで行わないといけないという点は格安SIM導入のハードルを上げている一つと言えるでしょう。
最近、毎日のように各MVNO事業者で料金面のキャンペーン等が発表されていますが、ユーザーに実際に利用してもらう為には値段だけの競争では難しいかもしれませんね。
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