ハイレゾ対応スマホってなんなの?
- お知らせ
スマートフォンやタブレットもどんどんと多機能になってきています。
昨年のdocomoの冬モデルでは全モデルでハイレゾ対応となっています。
これからはデフォルトでついてくる機能になってくるかもしれませんし、ハイレゾ対応スマホってなんなのっていうのをご説明したいと思います。
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■ そもそもハイレゾってなんなの?
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耳にされた事がある方もいらっしゃいますが、知らない方もいらっしゃると思います。
ハイレゾってそもそも何かと言いますと、音楽用CD(CD-DA)を超える音質の音楽データの事です。
ハイレゾリューションオーディオの略になります。
通常の音楽CDの場合、サンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビットが16bitとなっています。
この数字を超えるものがハイレゾ音源となります。192kHz/24bitとか、96kHz/24bit、48kHz/24bitなどの音楽データです。
ファイル形式としては、wavやflacと言われるものが殆どです。
因みにサンプリング周波数が高ければ、より高い音域が再現出来、量子ビット数が高ければ、より小さく細かな音まで再現されます。ようは、液晶の画面なんかで言えば数字が高いほうがドット数が増えて綺麗に見えるのと似たようなものです。
印象としては、サンプリング周波数が高ければ高くなるほど、空間が広がって聞こえますね。
音楽データ自体は、ネットで簡単に購入可能で、SONYが運営しているmoraや、ONKYOが運営しているe-onkyoなどで購入出来ます。
通常のCDを超えるデータ量を処理しないといけませんので、プレイヤーや機器が対応していないとこうした音源が聞く事が出来ません。
ハイレゾ対応のスマホはこうした音源が聞けるスマホという事になります。
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■ 果たしてハイレゾ対応スマホはいいのか?
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個人的にはいくつか問題があるような気がします。
1. 音楽データのファイルサイズ
まず、1曲あたりのファイルサイズが大きいです。通常mp3あたりのデータですと、1曲あたり5~8MBくらいのサイズです(mp3の場合は特に余計と思われる音は全部カットしてしまうので小さくなります)
ハイレゾの音楽データは情報量が多いですので、150M~300Mのあたりになりますので、容量の小さな機器ですとすぐに一杯になってしまいます。1枚のアルバムで2GBとかになってしまいますので、mp3の感覚で思っているとちょっとびっくりします。
2. 音楽プレーヤーに比べるとやはり
音楽を鳴らす場合も所詮データは電気信号です。電気信号は振動やノイズなどでも音に大きく影響していしいますので、様々な機能をつければつけるほど影響は当然音にしてきます。スマホはハイレゾ対応といっても音に特化しているわけではありませんし、ハイレゾ対応のプレーヤー比べると当然見劣りしてしまいます。
3. 機器がまだまだ高い
SIMフリーで対応している機種は、海外販売のものしかありませんが、7~8万してしまいます。また、docomoから出ている機種の中古品を見ても出たばっかりですので、やはり7万~12万くらいの値段になってしまいます。実はSONYが出しているハイレゾ対応で一番高性能のモデルは実売価格6万ほどだったりします。
スマートフォンやタブレットとして、ハイレゾ音源が聞けるのは面白い点だと思いますが、それだけをメインで選ぶのは今の所微妙な所です。端末の機能やデザインが好みで、ついでにハイレゾってどんなのか試して聞いてみたいという方にはいいとは思います。
ただ、音には好みが人それぞれありますし、機器やケーブルによっても結構変わりますので、ハイレゾ音源の方が分かりやすいですし、お持ちの方は折角ですので試してみては如何でしょうか?