株式会社MM総研が発表した、「2014年国内携帯電話端末出荷概況」によると、
携帯電話自体の総出荷台数は前年比2.5％減の3828万台、スマートフォン出荷台数も前年比5.3％減の2770万台となり、どちらも2年連続の減少となっています。

そんな中、出荷増となっているのが、フィーチャーフォンいわゆるガラケーです！
出荷数が5.7%増の1058万台となり、2008年以来、7年ぶりの出荷増となりました。

確かにここ最近の各社の販売ランキング総合の上位でも、フィーチャーフォンがランクインしていることも少なくなく、通話のしやすい従来の携帯電話を好むユーザーが一定数いると言えるでしょう。実際にスマホに変えてみたものの、やっぱり使いにくいといったような理由でフィーチャーフォンに戻すユーザーもいる事から今後も一定の支持を維持しそうです。

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法人市場におけるガラケーは？
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コンシューマー市場ではどこに行ってもスマホを触っている人を見かけるくらいの普及率にはなっていますが、そもそも企業で利用する業務携帯をスマートフォンにという動きはそこまで広がっておらず、ガラケーが根強い人気を誇っています。

企業でスマートフォンの導入が進まない理由としてよく出てくる理由は下記の３点です。

1　コストが高い
2　従業員が使いこなせない
3　セキュリティの不安

ずっとガラケーを使っている企業は勿論ですが、実際に導入したものの上記のような理由によりガラケーに戻す企業も少なくありません。よく調査結果等の発表では企業全体でスマートフォンを配布しているのか？という問いに対して大半の企業がYesと回答していますが、実態は社長だけがスマホで社員はガラケー、一部の役員だけ、等の場合が非常に多く見受けられます。

そんな中で最近弊社のお客様で増えてきているのがスマホからガラケーに戻して、必要な人だけがMVNOサービスでタブレットを持ちたいというご要望です。
一時は全社員にスマートフォンを貸与していたが、やはり通信費のコストが高額、管理が大変等の理由で音声機能はガラケーでコストカット、本当にスマホが必要な従業員にはタブレットを貸与して利用用途を広げるといった目的があるようです。

実際に企業で10台スマートフォンを導入する場合と、ガラケーとタブレットのセットの場合とで、どれくらいの差額が発生するのかが下記の表です。

（スマホ）￥65,000 – （ガラケー+タブレット）￥26,500　＝￥38,500円

このようにかなりのコストカットが実現できます。

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タブレットの優位性は？
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よくタブレットを購入したものの使い道が無いというような声も聞きますが、企業での利用という事であればスマホからタブレットに変更する事により大幅に利便性が向上します。
というのも企業でスマートフォンを何に使っているかというと、メールの確認・送信、ネットの閲覧、地図アプリというような本当に基本的な事のみで利用されているケースがほとんどです。

当然今と同じような使い方はタブレットでも可能ですし、画面が大きい分プレゼンテーションに活用したりする事もできるので、利用用途も広がり営業ツールとして活用できるというような利点があります。

スマートフォン自体は勿論便利な物ですし使い方によってはタブレットよりはるかに使い勝手が良い場合もあります。
重要なのはそれぞれの企業が何をもって導入するのかという所をじっくり検討する事ではないでしょうか。

案外、スマホもタブレットもいらないなんて事も多いかもしれませんね。

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