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MVNOの仕組みって?

  • お知らせ
2015.04.07

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さて、MVNO・・・格安SIMですが、日々ニュースを見ていると次々と様々な企業が新規参入しています。楽天であったり、DMMでもそうですが、信事業者とは全然関係ない所もあったりします。なんとなく、安いんだという事ぐらいしかよく分からないMVNOですが、一体どういった流れでお客様に提供されているか説明したいと思います。

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■ 利用者へ提供までの流れ
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下記の図のような流れになっています。

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まず、それぞれの用語を説明していきます。

■ MNO

移動体通信事業者-Mobile Network Operatorの略になります。
主な所で言うと、docomoやau、Softbankなどで、移動体回線網を保有し、通信サービスを提供する事業者の事を言います。

■ MVNE

仮想移動体サービス提供者-Mobile Virtual Network Enablerの略になります。
MVNOの事業者を補助する役割を行う事業者です。MNOとの交渉をしたり、通信の課金システムを持たないMVNOの事業者にそれを提供したり、または通信に関しての様々なノウハウを提供したり、MNOとMVNOの間に立って事業者間の繋ぎを行います。MVNOの事業者が参入しやすいようにする為の役回りになります。これによって通信事業と関わりの無い事業者でもMVNOに参入しやすくなるというわけです。因みに間に立つだけでなく、MVNEの事業者がMVNOを直接提供している場合もあります。

■ MVNO

仮想移動体通信事業者-Mobile Virtual Network Operatorの略になります。
MNOの通信を利用し、MVNEのノウハウを借りて、通信を利用者に提供します。物理的な移動体回線網を自社では持ちませんので、サービスだけの提供になります。通信設備の構築や維持なども必要ないので、MNOに比べると参入しやすく、提供もしやすいです。

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■ MVNOはMNOに比べてなぜ安くなるのか?
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様々理由はあるかと思いますが、販売方式に起因する所は大きいと思います。

MNOが提供するサービスも、基本的にMNO・・・docomoやau、Softbank通信キャリア自体が直接販売しているわけではありません。利用者の間にいくつかの代理店が存在して、キャリア、代理店間、または代理店、代理店間で1台販売する毎にいくらという販売奨励金が発生しています(キャリアのショップも大半が代理店が運営しています)。また、自らのブランドで販売していますので、ユーザーサポートもしないといけませんので、サポートを補助する名目で通信料の一部(極々僅かです)も代理店へ発生しています。1台販売するまでにコストはかかりますし、通信キャリアとしても、通信設備や組織の維持費の為に利用料をユーザーから頂く必要がありますので、様々経由する関係上、通信料を容易に下げる事は難しくなります。

一方、MVNOの場合、1台販売したらいくらというような仕組みではなく、通信キャリアが持っている帯域で、これだけの通信量だったらでいくらですといった形で卸し売るだけになります。それ以外は基本的にMNOはタッチしません。後はその仕入れの中でMVNOの事業者が自社ブランドとして、価格を設定して販売しますので、ユーザーサポートもMVNOが行いますし、1台の販売、または維持するのに、MNO自体にはそれ程コストがかかりませんので、安く提供できるという仕組みになっていると思います。

今年の5月にSIMロックが義務付けされますし、MVNOに関しては、仕組み上参入しやすいようになっていますので、今後も様々増えていくと思います。それによって価格競争やサービスの競争も発生していきますので、いずれ内飽和状態になり、過渡期は来ると思いますが、それはまだ先だと思いますし、現段階としては、ユーザーとしては、価格も利便性も今後もよくなっていくと思います。

以上MVNOの仕組みの話でした。

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