格安SIMの速度はどんなもの?
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格安SIMと言われるMVNOはdocomoやauなどの通信キャリアの通信帯域を借りてユーザーにサービス提供を行っています。元々はdocomoやauの通信ですから、変わらないような気もしますが、一方で値段も安いし遅いんじゃないのか?という所も思ってしまいます。そこで、実際にどのくらいの通信速度に差が出ているのかというのをご紹介します。
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■ 実際の平均速度はどんなもの?
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引用:MMD研究所「格安スマホ、お昼時間帯で通信速度が低下―通信キャリアとダウンロードスピードに差」
2015年4月9日~15日の間でMMD研究所内で調査した結果になっております。
※ぷららモバイルLTEについては調査中にLTEが入らなかったようで、3G表示時の速度のようです。
通信キャリアに比べると速度は出てない結果となっていますね。
また、よく言われている通り通信が込み合う昼間の時間は軒並みMVNOは速度は出ておりません。
ただ、通信速度に関しては、場所であったり、時間、または端末によって変わってきたりするので、一概に出ないとは言い切れない所もあります。
例えば、同社が2015年1月にJR山手線内で調査した結果は下記となっています。
引用:MMD研究所「docomo回線利用のMVNO各社、ダウンロード平均スピードに差」
差はあるものの、最初の2015年4月に調べたデータよりも速度は出ています。
このくらい出るのであれば、そんなに体感的に違いは分からないと思います。
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■ 果たして「遅い」と言えるのか?
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現状の調査結果なんかを見てみると確かにdocomoやauなどの通信キャリアに比べて速度は出ていません。ただ、体感的に凄く遅く感じるかというと実はそうでもありません。一般的にインターネットで検索するなどのwebブラウジングをするのであれば、1Mbpas出れば十分だと言われています。また、ある程度高画質の動画を閲覧するのでも3Mbps出ればいいと言われています。HD動画など画質のいい大きな動画の場合10Mbpsはあった方いいとは思います。ただ、PCなどで考えれば10Mbps以上あった方がいいとは思いますが、スマートフォンなどの携帯ツールに関してはそこまで速度が出ていても体感できる機会は少ないです。通信キャリアのパケットにしても月間のGB制限などもありますし、動画を見まくれるかというとそうでもありません。そもそもMVNOの場合、通信キャリアに比べて月間の制限や3日間の通信利用制限なんかはわりとシビアです。簡単な調べ物や動画を見るのにストレス無く出来ればいいというライトなユーザーにしてみれば、通信キャリアよりも速度は出ていませんが、そんなに気にする程の速度では無いと思います。後は、MVNOの最大の魅力であるコストと自身の利便性を考えて選んでいけばいいのでは無いでしょうか。
以上スピードのお話でした。