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au、ソフトバンク系のMVNOは増えるのか?

  • お知らせ
2015.05.12

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4月30日にソフトバンクからMVNOの接続料が発表され、docomo、au、ソフトバンクの今年の接続料が出揃いました。年々金額がさがっている接続料ですが、それぞれでどう変わったか記載していきたいと思います。

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■ 接続料の比較
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※全てL02接続(レイヤー2接続)で10Mbpsでの月額の接続料となります。

発表段階では一番話題になったのは、「思ったよりdocomoの金額が下がらなかった」という所でした。
2012年度から2013年度にかけて下げ幅が約56.6%もあった為、2014年度も同様の下げ幅があると期待して、MVNOの各社は今年に入り、値下げや通信料の増量に踏み切りました。
ところが26.5%と期待値よりも下がらなかった為、各社とも大幅減益に繋がっています。

今年度の削減率がさらに低調になったとしても、下げた値段はなかなか変えられないでしょうから、利益幅あまりに小さいようだと、場合によっては通信速度の低下なんかに繋がってくるかもしれません(1通信あたりの速度、容量を抑えれば、仕入れ値を抑えることが出来ます)。

次に、今回au、Softbankの接続料が大幅に下がったというのも注目点になります。
どちらも50%を超える削減率となっています。現状au系では2社、ソフトバンク系では0社というのがMVNO取り扱い事業者の状態ですが、値段が下がったことで今後増えていく可能性も出てきたように思います。

ただ、すぐに増えていくかというと、現状では色々と問題もあります。
まずauです。まだiOS8では利用出来なかったり、VoLTEに対応したSIMを提供していないという制約があり、docomoに比べると自由度が低い状況です。

次にSoftbankですが、確かに接続料が61.5%も下がり、競争力のある価格になってきましたが、それでも、docomoに比べるとまだ金額が40万円程高いという状態です。
通信のエリア面も含めて考えると、この金額の高さで取り組む業者があるかというとまだなかなか無いかもしれません。

それでも、iOS系に関しては日本で開始が一番早かったキャリアです。特にiPadで言えばiPhoneとセットで無料で提供していた時期もありましたので、旧型新型問わずでいわば、自宅に使っていないタブレットが転がっているケースが一番多いキャリアです。もう少し価格が下がるなどすればタブレットを生かすという意味でもニーズは出てくると思います。

昨年度の状況ですとdocomoの通信料の削減率が落ち着いた状態でしたが、他のキャリアは大幅な削減となっています。
今年度の価格がどうなるかは来年の今くらいにならないと分からないですが、最終的には何処も同じくらいの金額には落ち着いてくるとは思います。

現段階としては、docomoの通信量がまだ一番安いですし、他のところで今すぐは出てこないとは思います。
ただ、MVNOの市場もやや飽和傾向にありますし、全体的に値段が落ち着いてくればau系や、ソフトバンク系でMVNOを取り組む業者も出てくるとは思います。

来年に向けての価格動向によっては動きがあると思います。

そうなれば、選択肢が増えてくるので楽しみですね。

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