スマホの充電パックってどんなのがあるの?
- お知らせ
スマートフォン自体の充電の持ちは皆さんお悩みの所だと思います。特に継続利用している際には電池の持ちも悪くなってしまいます。そこで、少しでも電池パックの持ちをよくする為に、スマートフォンの電池パックの特性をご紹介したいと思います。
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■ 電池パックの種類
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現在、スマートフォンで利用されている多くは下記の3種類となります。
■ リチウムイオン電池
現在市場に出回っているスマートフォンの大半はこの電池を利用しています。
エネルギー密度が高く小型化しやすいのが特徴となります。また、小さくてもエネルギー効率が高く「つぎ足し充電」にも耐性があります。
どういったケースに劣化が進むのかというと下記のようなケースとなります。
1. 充電回数
つぎ足し充電をしても、その際は充電容量が減る事はありませんが、充電回数を多く繰り返すと劣化が始まります。
リチウムイオン電池の場合、使い方にもよりますが、500回くらい充電と放電を繰り返すと、寿命に近づくと言われています。毎日充電する使い方なら、約1年半から2年くらい経過すると、劣化が始まり、満充電の容量が減ってきます。充電がなくなるのが不安で、それ程減って無くても充電できる時は充電するという方もいると思いますが、前記の通り、充電できる回数は決まっています。その為、そうした使い方だと劣化時期を早めてしまいます。長持ちさせる為には充電回数自体を抑えるのも大事になってきます。
2. 100%での充電、0%からの充電
充電したまま放置してしまったり、気づいたら充電が完全に無くなっていて、そこから充電し始める。なんていう事も実際はよくあると思います。ただ、共に電池にとってはよくありません。100%状態での充電、0%での放置。共に控えるようにしましょう。
3. 高温状態
利用中、または充電中にスマートフォンが熱くなっているというのを体感される方は多いと思います。電池自体が熱を持ちますし、より熱が加わる事は電池にとって良くありません。リチウムイオン電池の最高許容周囲温度は、約45℃といわれています。高温の状態に置けば電池の劣化が進みます。真夏時、車のダッシュボードに放置したり、また、充電しながら利用するというのも熱を発生しやすくなります。スマートフォン自体が熱くなっているのであれば注意しましょう。
■ リチウムポリマー電池
リチウムポリマー電池はリチウムイオンが変化したものであり、特性はリチウムイオン電池とほぼ同じになります。
iPhone6などで、最近人気のある端末の多くで使われています。
最大の利点は、リチウムイオン電池のように硬い長方形のケースに入れる必要がなく、形状を変化しやすいので、デバイスの形に合った形状にすることが出来ます。
コストはリチウムイオン電池に比べると高くなりますが、発火しにくいなど、利便性は多くあります。
■ ニッケルカドミウム電池
最近はほぼスマートフォンでは使われていませんが、古い機種であれば使われているケースもあります。
大電流を安定して取り出せるという特徴があります。
メモリ効果(充電は残っているが、使用中に急激に電圧が低下し、機器が充電がなくなったと判断して利用できなくなる問題。結果として充電回数が増え、電池の劣化が進みやすくなる)がおきやすく、また、0%状態で放置すると劣化が早くなります。
メモリ効果自体は、充電が完全になくなっているわけではないので、1度使い切ってフルに受電すれば治るといわれていますので、対応は可能です。ただ、リチウムイオン電池は充電をある程度しないと完全に使えなくなってしまいます。
ですので、古くなって使わないからと放置して、半年後くらいに使おうかと思い、充電してもまったく動かないなんて事もあります。将来的に使う予定があれば、ある程度充電を保持しておく必要があります。
電池の劣化が進み、度々充電をしないといけなくなるのは不便な物です。また、最近では電池パック自体もそこそこ高額ではありますので、長く快適に使う為にも、電池の特性を考え利用していくのがいいのでは無いでしょうか。