060電話番号がスタートする?
- お知らせ
6月18日、総務省で「電気通信番号に係る制度の在り方」を検討するというニュースがありましたので、ご紹介致します。
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■ 新しい番号が増える?
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まだ確定事項ではありませんが、近い将来増える可能性はかなり高いです。
2013年11月から元々PHSで利用していた電話番号が、携帯電話でも割振られるようになりまりました。
理由としては、090番号、080番号で始まる番号が枯渇した為、新しく番号が必要という事で070がスタートしています。070で始まる番号を加えた段階で、約7,000万件が新しく利用出来るようになりました。
しかし、現在4580万件が指定済み(元々PHSで利用されていた番号も含む)で、残りの番号が4420万件となっていて、僅か2年弱の間に約2600万件の電話番号が割り当てられた事になります。
また、携帯電話は現在年間800万件程の増加傾向にあり、残り番号を考えると後、5年程で無くなっちゃう計算になります。
それに、最近では通常に通話やネットで使う携帯電話だけでなく、M2M(Machine-to-Machine)のデバイス用であったりとか、IoT(Internet of Things)、スマートメーターなど、機器やシステムで利用されるケースなんかもあり、より番号は必要になっています。
格安SIMと言われるMVNOの個人利用も増えてきていますし、そうすると1台のスマートフォン持ちから2台以上のデバイスやSIMを持つ流れにもなってきていますので、現状を考えると5年よりも早くなくなる可能性もあります。
想定では2018年。つまり3年後には枯渇するという可能性もあるようです。
なので、この時期から検討して年内にも答申を受け取り、早ければ2016年度中にも省令を改正するという方向のようです。
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■ 次は060?
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順当に考えれば「060」になるでしょう。090、080、070と降りてきてる状況でもありますし、そうなるのでは無いでしょうか。
さて、060スタート番号は元々PHSで利用されている番号でした。
1999年に携帯電話とともに電話番号11桁化するのに伴って、060並びに050スタートの番号は070に統合されています。
また、060番号はNTTコミュケーションズの「eコール」というサービスで利用されていましたが、「eコール」のサービス自体が2011年3月31日でサービス停止となっているの実質空き番号となっています。
ですので、060を携帯電話に開放すれば、新たに約9,000万件の電話番号を取得する事が出来るようになります。
060を開放すれば、当面は大丈夫でしょうし、060番号を含めると090、080、070、060で合計3億6000万件ほど利用できるようになるので、日本の人口は約1億2700万人ですから流石にそこから枯渇していくのは少ないと思います。
ただ、060も枯渇してしまい、050も使わないととなると、少し面倒な事になるかもしれませんね。現在050番号はIP電話に割振られていますし、利用されている方も多いです。
その場合は現在使われていない040、030を使う可能性はありますが、090~060までは携帯電話、050はIP電話、040~030が携帯電話となってしまうので、ややこしくなってしまいますね。
そこまで行くと電話番号の再編成が起きるとは思います。
以上電話番号のお話でした。
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