SIMフリーのタブレットやスマホも数多く販売されており、好きな機種で格安なMVNOのSIMカードをさして使ってみたいと考える方もかなり増えてきました。
ただ、機種にもSIMカードにも規格があり、「SIMフリーって書いてるし大丈夫だろう」と何も考えず購入してしまうと届いたけど使えない・・・という事も起こりえます。
来年5月以降、SIMロック解除が義務化される事もあり、今後も知っておいた方がいいとは思います。
SIMフリー端末を選ぶ2つのポイントをお教えします。
現状MVNOを提供している業者の大半はdocomoの通信を使っており、今回はdocomoの規格の紹介をさせて頂きます。

[symple_box color=”blue” text_align=”left” width=”100%” float=”none”]
■SIMカードの形状
[/symple_box]

SIMカードには「標準SIM」「MicroSIM」「nanoSIM」の3種類あります。

標準SIMカード

昔のAndroid、iPhone 3G、3GS、またはフィーチャフォン（ガラケー）で使われていたSIMカードです。現在のタブレットやスマホではほぼ使ってません。業務用のルーター等で使っているケースはあります。

MicroSIMカード

現在多くのタブレットやスマホで使われています。Android端末やiPhone 4/4sなんかもこのSIMを使っています。Androidは大抵はこのSIMになります。

nanoSIMカード

iPhone 5/5c/5s/6/6 plusで使われています。Android端末はごく一部が使っています。iPadもiPad Air/Air2、mini/mini2/mini3なんかもnanoSIMを使っています。iOSの最近発売されたものはnanoSIMが多くなってます。

SIMフリーの機種には必ず「SIMの規格」が記載されていますので、必ず確認しましょう。SIMの変換コネクタやSIMカードのカッターなんかも売ってはいますが、機種によってはSIMの抜き差しがかなりしにくいものもあり、場合によっては抜けないという事もありますので、規格があった物の方がいいです。

[symple_box color=”blue” text_align=”left” width=”100%” float=”none”]
■通信の周波数帯（通信規格）
[/symple_box]

端末で拾える周波数帯が合ってなければ、通信が出来ません。
LTEと3Gの通信規格がありますので、docomoで使われている通信規格をまとめます。

LTEの周波数帯(Band)

Band1(2GHz帯または2.1GHz帯)

docomoのLTEのメインの周波数になります。ですので、Band1に対応してないとLTEで使うのは難しいです。

Band3(1.7GHz帯または1.8GHz帯)

docomoが2013年10月より提供し始めた比較的新しい周波数です。通信速度が速いですがエリアが限定されており、機種が対応していてもまだまだ恩恵を受けれない事も多いです。

Band19(800MHz帯)

郊外や山間部で展開している周波数です。

Band21(1.5GHz帯)

北海道、東北、四国、北陸など地方都市が中心の周波数です。

3Gの周波数帯

Band1(2GHz帯または2.1GHz帯)

docomoのメインの周波数になります。

Band6(800MHz帯)

800MHz帯再編終了前のFOMAプラスエリアの周波数になります。

Band9(1.7GHz帯または1.8GHz帯)

FOMA関東・東海・近畿地域(東名阪のみ)。

Band19(800MHz帯)

800MHz帯再編終了後のFOMAプラスエリア。

こちらもSIMフリー端末のLTE、3Gとも通信規格に必ず記載があります。
最低、LTE、3GもBand1に対応している端末を選んだ方がいいです。
後は場所によって、FOMAプラスエリアしか入らない地域もあるとは思いますので、
その場合はそれに対応した周波帯に対応しているかを確認した方がいいと思います。

何処で何をどう使いたいか？によって選び方も変わってきます。
SIMフリーで使う場合、端末の機能以外も上記の2点を気にして選ぶと失敗が少なくなります。
見たり調べたりするのが、面倒!という方は専門家に任せちゃうのもいいかもしれません。

■法人専用MVNOサービス【Gleaner Mobile】はこちら

■もっとスマートデバイスを有効活用したい！スマホコンサルティングサービス【スマビジ】はこちら