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キャリアアグリゲーションって何?

  • お知らせ
2015.01.29

freeway

au昨年5月から、ソフトバンクが昨年9月すでにスタートしており、docomoは今年の3月から開始予定の通信技術です。
昨年auの発表以降、ニュースなどで取り上げられる事も多かったのでご存知な方は多いとは思います。
まだまだ開始したばかりの技術ですので、その事に関してご紹介したいと思います。

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■ キャリアアグリゲーションって何?
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LTE-Advanced(第4世代(4G)携帯電話の標準規格の一つで、3.9Gと言われるLTEと互換性を保ちながらさらにそれを高速化した規格)の通信技術の1つです。

単純に言えばLTEをさらに高速化しようという事なのですが、それにはまずLTEの規格上の限界を知る必要があります。
LTEでは送信できる電波の幅は5MHzごとになっていて、5MHz幅だと下り速度最大37.5Mbpsという理論値を出す事が出来ます。

5MHzで37.5Mbps、10MHzなら75Mbps、15MHzならMbps・・・・と言ってしまえば「車線」を増やしていけば理論値の速度はどんどん上がっていきます。

通信の世界と言えど限界はあるので、LTEでは最大4車線、20MHzまでと規定されており、さらに車線を増やす事が想定されておらず、最大150Mbpsまでしか速度が上げられません。

LTEでは1つの道しか情報を流す事が出来ません。そこで、もう1つ別のルート(周波数帯)を使ってより多くの情報を流そう、というのがキャリアアグリゲーションの技術になります。

それによって、1つの道では20MHz、最大150Mbpsまでしか情報を運べませんでしたが、もう1つの道を合わせて使えば結果として20MHz、最大150Mbps×2の40Mhz、最大300Mbpsの情報を運ぶように出来るくるわけです。
ただ、現在ではそこまで高速化しているわけではなく、auが最大150Mbps(2015年春以降は220Mbps)、ソフトバンクが最大165Mbps、docomoが2015年3月から開始で最大225Mbpsとなっています。

また、単純に速度が高速化するだけでなく、複数の周波数を利用する為、一方が電波状況が悪くても、一方が電波が拾えていれば速度は同時で拾えている時より出ませんが、切れる事が少なくなり通信が安定します。また、複数の周波数のうち、一方が混んでいれば、もう一方の空いている周波数を割り当てるといった運用も出来るのになるので、周波数利用効率が良くなるというメリットもあると言われています。

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■ キャリアアグリゲーションの今後
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キャリアアグリゲーションでは、最大5つの搬送波(道)をまとめて利用できる為、20Mhz 150Mbps×5の100MHz 750Mhzの速度まで実現できるようになると言われています。また、無線通信技術の拡張で下り最大1Gbpsを超える速度がターゲットにされています。

そうなってくると、インターネットの光の速度が最近は1Gbpsが主流になってきていますので、ほぼ変わらない速度で利用が出来るようになります。

ただ、現状としては、まだまだ対応している機種が無いという事、キャリアアグリゲーションの恩恵を受けられる地域がそこまで多くない事などもあり、あくまでこれからの話です。
因みにキャリア発売のiPhone6はauしかキャリアアグリゲーションが対応してませんので、通信キャリアで対応してきても利用が出来ません。(ただ、docomoの場合そもそもキャリアアグリゲーション未対応でも20MHz、最大150Mbpsとauやソフトバンクと理論値は変わりませんの、現状はそこまで気にしなくてもいいかもしれません)

通信速度がそこまで速くなって意味があるのか?という疑問も当然でてきますが、ADSLの下り最大8Mbpsやもっと前のISDNの128kbpsの速度での利用に戻れないように、様々なwebコンテンツも肥大化してる傾向もありますのでストレスフリーで利用するには大事な事です。

これから速度を気にする場合は、機種選びなんかは、対応、未対応を注意した方がいいかもしれません。

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