格安SIM!満足度や今後の契約拡大など
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5月12日株式会社ICT総研から、「2015年 MVNOサービス・格安SIMの市場動向調査」というレポートが発表されましたので、そこからいくつかご紹介したいと思います。
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■ 格安SIMの満足度
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価格に関しての満足度、通信品質に関しての満足度の調査結果です。
■ 月額料金の満足度
平均値が72.1となっています。
「満足している」が100
「どちらかと言えば満足」66.6
「どちらかと言えば不満」33.3
「不満」0
という形で計測しているようです。
「その他」を含めて全ての事業者で66.6を超えているわけですから、大半の方が金額には満足して使っているという事になりますね。流石に「格安SIM」と言われるだけあって、金額的な満足感は持って頂いてるようです。
■ 通信品質の満足度
計測の指標は月額料金の満足度と同様です。
通信品質に関して言えば、66.6を下回っているものもありますし、66.6を上回っている事業者が2社しかありません。
ですので、通信品質に関してはそこまで満足度が高いという状況では無いかもしれません。
格安SIMと言われるサービスの場合、通常利用では特にそこまで問題を感じる事はほぼ無いですが、昼間の時間(特に12時~1時の間)に関しては、速度が低下するという現状です.
そのあたりが満足度の低下に繋がっているのかもしれません。
ただ、金額的にも通信品質に関しても、「不満」という結果ではないので、好意的に捉えていいのでは無いでしょうか。
価格の面で言えば、通信キャリアの料金に比較すれば、半分以下で利用出来るわけですから。
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■ 格安SIMの契約数市場規模
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2014年12月段階で241万契約、2015年12月段階で303万契約までの増加が見込まれています。
さて、比較対象を致しますと・・・
・docomo・・・6659万5500
・au・・・4347万8000
・Softbank・・・3776万6200
・総数・・・1億4783万9700
2015年3月段階での契約数です(一般社団法人電気通信事業者協会 携帯電話・PHS契約数より参照)。
こう見るとまだまだシェアとしては少ないですね。スマートフォンの普及率は約60%と言われていますから、そうすると過程上スマートフォンの総数が8870万3820になります。
それと比較してもまだまだ2.7%程という市場規模になっています。
ただ、WIMAXの今年始まった段階での契約者数は400万、willcomが最後に出していた契約者数が500万です。
ここ1年程で盛り上がってきた市場だと考えると順調に増えてきているのだと思います。
実際にKDDIの2015年3月期 決算説明会で、囲み取材時にKDDI社長から「予想以上に増えている」という話ももありましたので、体感として増えてきている印象もあるようです。
総務省の意向としては総数の10%まで増やしたいという意向を示していますので、これからも増え続けてはいくのだと思います。